1972年にレゴフィックスが市場に投入して以来、ERコレットは世界中の工業界で広く使われています。その使いやすさ、品質の良さは、高評価を得てますますその採用は増えて続けています。製造工程や材質の改善が進み、ERコレットの品質はさらに高まっています。ERコレットの持つ品質を最大限に生かすために、取り扱いは、マニュアル等をご参照いただき、正確に行ってください。詳細は、カタログ、YouTube等でご確認下さい。
Feature Point
ERコレットの特徴
最高のパフォーマンスでお使いいただくために、純正ERコレットは、純正のコレットフォルダーと組み合わせてご使用いただくことをお勧めします。三角マークとスイスメイドの表示が目印です。
広い把握範囲:16スリットの最適な割で、高い芯ブレ精度を実現しながら、広い把握範囲を可能にした標準ERコレットER8〜ER50、その把握範囲は0.2mm~36.0mmまで。
小径の刃具の把握で、把握長さが他社との比較で約20%長くなります。これによって芯ブレ精度が高くなります。
Swiss made(スイス・メイド)と標示された製品は、スイスのテニケンにある当社の本部で開発、生産されたものです。
ER標準およびER-UPコレットチャックの
芯振れ精度
最小 |
最大 |
L |
---|---|---|
1 | 1.6 | 6 |
1.6 | 3 | 10 |
3 | 6 | 16 |
6 | 10 | 25 |
10 | 18 | 40 |
18 | 26 | 50 |
26 | 36 | 60 |
DIN 6499 ISO 15488B | △ER-Std. |
△ER-UP |
---|---|---|
0.015 | 0.01 | 0.005 |
0.015 | 0.01 | 0.005 |
0.015 | 0.01 | 0.005 |
0.015 | 0.01 | 0.005 |
0.02 | 0.01 | 0.005 |
0.02 | 0.01 | 0.005 |
0.015 | 0.01 | 0.005 |
スイスメイドの高い品質
幅広い製品の種類で、どんな加工要求にも最適のコレットチャックをご提供できます。
〇さらに高い芯ブレ精度が必要な場合は、コレットホルダーと刃具を把握したコレット一体で芯ブレ精度3μm以下を実現したpowRgripとmicRunをお勧めします。
〇内部クーラント用DMコレットは、サイドロック式のホルダーと一緒にはご使用になれません。レゴフィックスのDS/ERタイプとご使用ください。
取り付け方
取り付け方が正確であれば、コレット本来の芯ブレ精度を十分に生かし、製品寿命をより長くたもつことができます。
取り外し方
ER Collet Series
ERコレットシリーズ
MBコレット
1.0㎜以下のサイズ、0.2〜0.9mmの範囲を0.1mmトビで把握できます。把握シロはありません。芯ブレ精度は6μm以下。工具シャンクは、公差h7のものを把握できます。
ERコレット/ER-UPコレット
ER8〜ER50コレットで把握範囲は0.5~36.0㎜まで。芯ブレ精度は、標準コレットで10μm以内、高精度級UPで5μ以内。ご要望に応じて、腐食防止用コーティングもご利用いただけます。
ER-DMコレット
コレット両端からのスリットから、内部クーラントがコレット端面から噴出しない構造になっています。DS/ERシーリングディスクを使用しなくても、刃物の先端からクーラントを噴出させることができます。reCoolと一緒に使用するのは避けて下さい。DMコレットのスリット間隔が狭いので、クーラント液の通りが妨げられて、reCoolが焼き付きを起こす可能性があります。
ER-CB Cool bore コレット
ER-CBコレットは、ツールシャンクに沿って完璧な周辺クーラントを提供し、性能、ツールタイム、安全なプロセスを保証します。切粉の効果的な排出と切削箇所への正確なクーラント液の供給が、高精度加工には不可欠です。新発売のER-CB Cool boreコレットは、切削ポイントに最適なクーラント供給ができます。 (DMコレットにストレート穴をつけました。)